3号館・興風館建替計画について

※今後、状況により計画の一部が変更になる可能性があります。

1.建替の背景

3号館(図書館、理科実験室等)は築後44年、興風館(体育館)は築後38年が経過しました。生徒の安全確保、教育環境の更なる向上を図る観点から、将来を見据えて両校舎の建替を同時に行うこととしました。本校は2020年に創立125周年を迎えるにあたり、この建替事業を創立125周年記念事業と位置付けております。

新校舎イメージ図

2.計画のコンセプト

(1)校舎の一体化
・校舎を単体の建物群から各棟・各階を連結し、一体化します。
・全校舎間に回遊性を持たせることにより、校舎間の移動を容易にし、中高生の盛んな交流を形成します。
・既存校舎の改修を含め、将来を見据えた総合的な校舎建替となります。

個々の建物群から立体移動可能な空間へ

3階レベル・模式図

(2)中高生が集まる場の創出
・3号館と興風館を一体と捉え、中央に6層吹抜けのプラザを設けます。
・このプラザ周囲、各階には図書館・ラーニングカフェ・自習室・ホワイエ・ラーニング ギャラリー・トレーニングジム等、魅力的な空間が面しています。
※ラーニングギャラリー:生徒の集う場・憩う場・多目的スペース
・自然に中高生が集まる学校の中心の場となります。

興風プラザ

興風プラザイメージ

(3)運動スペースの充実
・プール・部室棟・備蓄倉庫の撤去により、校庭を広げます。
・充実したアリーナ・柔剣道場・屋内プールの他、誠ホールのスポーツ利用、屋上のスポーツ利用により、運動スペースを広げます。

3,000㎡超の新たな運動スペースの創出

既存配置図
完成配置図

誠ホール(集会施設・スポーツ施設兼用)

集会利用時
スポーツ利用時

(4)優れた教育環境の実現
・ICT環境の整備をはじめとする将来の教育環境の変化に柔軟に対応できる施設とします。
・理科実験室・情報教室などの教育環境を充実させ、授業レベルの更なる向上を目指します。
・図書館及び自習室の充実により、学習環境の向上を図ります。

(5)安全第一を考えた環境の整備
・新型コロナウイルスに対応。(換気設備の充実、手洗器の増設)
・耐震性の高い強固な構造を採用します。
・災害時対策の機能強化により、生徒の安全を十分確保できる施設とします。

耐震強度=基準強度×1.5

構造架構パース(3号館)
構造架構パース(興風館)

3.新校舎の概要

(1)全体事業計画
・改築延床面積
約12,000㎡(現行比 約6,000㎡ 増)
・階数・構造
新3号館:鉄骨造、地上6階建、塔屋1階
新興風館:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地下1階、地上6階建
・改築建物用途
新3号館:理科実験室、情報教室、自習室、売店他
新興風館:プール、図書館、ラーニングカフェ、誠ホール、柔剣道場、アリーナ、屋上運動場他
・設計:株式会社佐藤総合計画
・施工:株式会社安藤・間

(2)フロア計画

断面イメージ図

4.建設計画

■工事工程表(今後、状況により変更の可能性があります)

①既存校舎解体工事(3号館・興風館)           2020年8月~2021年5月
②新校舎建築工事(3号館・興風館)            2021年3月~2023年2月
③既存校舎改修工事                      2023年3月~2023年5月
④既存校舎解体工事(仮設校舎・プール・部室棟等)   2023年4月~2023年6月
⑤校庭・中庭整備工事                      2023年6月~2023年9月

5.完成予想図

東側外観イメージ図

鳥瞰イメージ図