交換留学について
本校では、生徒に国際的な視野を持たせるためにオーストラリアのメルボルン・グラマー・スクール(Melbourne Grammar School)との短期交換留学制度を設けています。
毎年夏休みに、高1の希望者10名程度を教員引率のもと派遣し、MGS生宅にホームステイしながら2週間通学し、交流を深めています。
また、派遣生だけでなく他の生徒にも国際感覚を養ってもらうために、2学期または3学期に 、MGS からの留学生を受け入れています。
この制度は、姉妹校としての両校の友好関係と、受け入れてくれるご家庭の善意に基づいて「相互派遣・相互受入れ」の形で運営されています。
早稲田&MGS交換留学プログラムの特色
- このプログラムは、早稲田高校とメルボルン・グラマー・スクールが主催するものです。
- ESLの授業(英語を母国語としない人を対象にオーラル・コミュニケーションの向上を目指す授業) を受けるだけでなく、MGSの通常授業にも参加します。
- 原則として、日本語を学習しているMGSの生徒の家にホームステイをします。
- 派遣するだけでなく、2学期または3学期にMGSの生徒を早稲田高校で1週間または3週間ほど受け入れています。
- 6・7月に様々な分野の事前指導を受けた後に、プログラムに参加します。
- 帰国後、秋に行われる興風祭(文化祭)でプログラムの成果を発表します。
派遣プログラムの標準スケジュール(例年7~8月)
日次 | 曜日 | 都市名 | 行動予定 | 宿泊 | |||
初日 | 木 | 東京発 | 夜行便にて羽田空港出発 | 機内 | |||
2 | 金 | シドニー着 | 早朝シドニー空港着 シドニー市内研修(終日) | ホテル | |||
3 | 土 | シドニー発 | 午前中にシドニー空港出発 メルボルンへ向かう | ホーム ステイ | |||
メルボルン着 | MGSバスで学校へ 午後にホストファミリーと対面 | ||||||
4 | 日 | メルボルン | ホストファミリーと過ごす | ||||
8:30-8:55 | 8:55-11:05 | 11:05-15:40 | 放課後 | ||||
5 | 月 | メルボルン | House | ESLの授業 | Campus Tour+授業 | 週に2日は クラブ活動 | |
6 | 火 | House | ESLの授業 | 通常授業 | |||
7 | 水 | SHR | ESLの授業 | 授業+Como House Educational Tour | |||
8 | 木 | House | ESLの授業 | 通常授業 | |||
9 | 金 | SHR | ESLの授業 | 市内班別研修 | |||
10 | 土 | ホストファミリーと過ごす | |||||
11 | 日 | ホストファミリーと過ごす | |||||
12 | 月 | SHR | ESLの授業 | 通常授業 | 週に2日は クラブ活動 | ||
13 | 火 | House | ESLの授業 | 授業+Aboriginal Heritage Walk | |||
14 | 水 | ヒールスビル野生保護区研修 | |||||
15 | 木 | House | ESLの授業 | 通常授業 | |||
16 | 金 | SHR | ESLの授業 | 通常授業 さよならパーティー | |||
17 | 土 | メルボルン発 | シドニー空港経由で羽田空港へ | 機内 | |||
18 | 日 | 東京着 | (早朝)羽田空港到着後 解散 |
研修都市について
メルボルンは人口約330万人を擁するオーストラリア第2の都市です。市街はイギリスの伝統が強く、美しい街路と多数の公園を誇り「ガーデン・シティー」とも呼ばれています。金融の中心都市として発展し、国内のトップ企業の多くはここに本社を置いています。
一方で、世界中からの移民が住む多国籍都市でもあり、重厚なイギリス風の美しい街並みと文化の多様性が相まって、世界で最も住みやすい町のひとつともいわれています。
研修校について
メルボルン・グラマー・スクールは、英国国教会系キリスト教の理念に基づいた私立の中高一貫校です。Year 9 ~Year 12 (15歳~18 歳) の男子約 780 名が学んでいます。
キャンパスは市街地から車で5分の緑繁れるサウス・ヤラ地区にあり、歴史は本校よりも古く 1858年の創設です。現在までに、3人の首相をはじめ、南極探検家、大学教授、芸術家、俳優など、国のリーダー的存在を数多く輩出しています。
‘ Fostering Leadership & Learning ‘ を目標に教育が行われ、ヴィクトリア州のVCE という統一テストでは、卒業生の半数以上が州のトップ10%に入る屈指の進学校です。